はじめに
個別株で失敗して大きく損をすると、こう思いませんか。
「このまま取り返せるのか?」
「もう投資はやめた方がいいのか?」
「自分は向いていないのではないか?」
私もまったく同じ状態でした。
資産2000万円あった状態から、個別株の失敗で一気に100万円近くまで減少。
いわゆる“退場寸前”の状態です。
この記事では、実体験をもとに
個別株で大損したあと、どう立て直したのか
を具体的に解説します。
損切りしたのは、職場の昼休憩だった
損失を確定させたのは、職場の昼休憩でした。
いつも通りお昼ご飯を食べながら、スマホで証券口座を開く。
ただ、その日は明らかに違っていました。
前日からずっと悩んでいたんです。
「ここで損切りするべきか」
「もう少し待てば戻るんじゃないか」
でも、これ以上下がれば生活に影響が出るレベルまで来ていました。
そして、ボタンを押しました。
解放感と後悔が同時に押し寄せた
損切りした瞬間、最初に感じたのは解放感でした。
「ああ、やっと終わった」
ずっと抱えていた苦しさから解放された感覚です。
ただ、その直後に
- 資産を失った喪失感
- 取り返せなかった後悔
が一気に押し寄せてきました。
正直、その日の昼ごはんの味はほとんど覚えていません。
その後も1週間ほどはずっと引きずりました。
誰にも相談できず、ただ一人で抱え込むしかなかったです。
金額が大きすぎて、とても人に話せるものではありませんでした。
正直に言うと、ここでさらに失敗しました
ここははっきり書きます。
損失が大きくなった原因は、自分の判断ミスです。
特に致命的だったのはナンピンでした。
- 1500円〜1700円で4回ナンピン(約4000株)
- さらに下落し、1000円台前半で2000株追加
- しかも信用取引
「さすがにここが底だろう」
そんな根拠のない自信がありました。
気づいたときには、ほぼ資金がなかった
一番ゾッとしたのは、
口座残高がほとんど残っていなかった瞬間です。
このとき初めて、
「これは取り返せるレベルじゃないかもしれない」
と気づきました。
それでも当時は、SNSで同じような人を探して
安心しようとしていました。
完全に冷静さを失っていたと思います。
個別株で大損したあとにやるべきこと
ここからが本題です。
同じように個別株で失敗した人が、
どう立て直せばいいのかを解説します。
① 一度立ち止まる
まず最初にやるべきことは、
何もしないことです。
大損した直後は、判断力が大きく落ちています。
この状態で動くと、ほぼ確実にさらに損をします。
私もここで無理に動いて、さらに傷口を広げました。
② 失敗の原因を言語化する
次にやるべきことは、原因分析です。
- なぜその銘柄を買ったのか
- なぜ損切りできなかったのか
- なぜナンピンしてしまったのか
これを書き出すことで、自分の弱点が見えてきます。
③ 投資スタイルを見直す
ここが一番重要です。
私の場合は、
個別株中心 → 積立投資中心
に切り替えました。
理由はシンプルです。
- 感情に左右されにくい
- 長期で安定しやすい
- 再現性が高い
④ 小さく再スタートする
いきなり大きな金額で再開するのは危険です。
私は月2万円の積立からスタートしました。
個別株は余剰資金のみと決めました。
⑤ ルールを決める
再発防止のために、ルールを作ります。
私が決めたのは、
- 積立:個別株=7:3
- 個別株は余剰資金のみ
- 感情で判断しない
というシンプルなものです。
立て直せたきっかけ
ここで大きな転機がありました。
当時、私は結婚を控えていました。
「このままではダメだ」
そう強く思いました。
さらに、周りの友人の影響も大きかったです。
- 積立NISAだけで資産形成
- 無理せず続けている
- 生活も楽しんでいる
それを見て、自分のやり方が間違っていたと気づきました。
そして再スタートを切るために、資金の確保からまずは始めました。
私の場合、固定費などの無駄な出費がないかを確認しました。
私が効率的に固定費を削減したやり方については以下で記載しています。
固定費を見直しただけで毎月8万円を貯金や投資に回せるようになった話【実体験】再スタートは意外と怖くなかった
不思議なことに、再開するときに恐怖はありませんでした。
むしろ、
「今度は長期でやる」
という覚悟がありました。
正直、途中でまた失敗しました
ここも正直に書きます。
一度うまくいくと、欲が出ます。
個別株の割合を増やしてしまいました。
結果、また負けました。
ここでようやく理解しました。
自分は個別株で安定して勝てるタイプではない
それ以降は、ルールを守るようになりました。
積立投資で得られた安心感
積立投資に切り替えてから、一番変わったのは精神面です。
- 毎日株価を見なくていい
- 感情に振り回されない
- 長期で資産が増える
オルカンなどは上下はあるものの、
着実にプラスになっています。
積立投資の始め方はこちらでまとめています。
【初心者向け】楽天証券の始め方|口座開設から投資信託の選び方まで完全ガイドお金以外で失ったもの
大損して変わったのは、お金だけではありません。
それまで当たり前にできていた、
「気軽に買い物をする」
ということができなくなりました。
以前は投資の利益もあったので、
服などもよく買っていましたが、それができなくなりました。
ただ、積立を続ける中で、
「200万、300万と戻れば安心できる」
と思えるようになりました。
当時の自分に伝えたいこと
もし過去の自分に言えるなら、
- 損切りはルール通りにやれ
- 欲張るな
- 個別株に全力投資するな
これだけです。
同じ状況の人へ
今、個別株で失敗して苦しんでいる人へ。
私も一度、底まで落ちました。
それでも、今は立て直せています。
大事なのは、早く止まることです。
投資を継続して行うためには、身の回りのお金の管理も大事になってきます。
収入を増やすだけでなく、支出を減らすことでも投資に回すお金を増やすことができます。
私が実践している資産形成術もまとめていますので、私と同じ状況の方で再スタートを考えられている方は最初にこちらをご覧ください。
【初心者向け】楽天カードで年間2〜3万円の資産形成は可能?実体験と具体的なやり方を解説まとめ
個別株で大損した後にやるべきことは以下の通りです。
- 一度立ち止まる
- 失敗を分析する
- 投資スタイルを見直す
- 小さく再スタートする
- ルールを守る
投資環境について(再スタートする人へ)
積立投資に切り替えるときに感じたのが、
「環境の大事さ」でした。
手数料や使いやすさによって、
続けやすさがかなり変わります。
私自身、楽天証券で証券口座を見直しました。
これからやり直す人や、まだ口座を持っていない人は
一度チェックしておくと安心です。
